
シングルマザーになったら手当てがもらえるはずよね?
それっていくらもらえるの?
生活費に充てたいけど…いつ、もらえるのかな?
シングルマザーには、国や自治体が援助する様々な手当や制度が存在します。
ひとり親世帯は、働く時間や働く場所など、就労面でもかなり制限されることが多く、両親がそろっている家庭と同等に収入を得ることが難しいですよね。
そんなシングルマザーの家庭が困窮しないために支給されているのが手当です。
この記事では、シングルマザーの基本となる手当てや制度について、私の経験を交えながらご紹介します。
- シングルマザーに支給される手当てはいくら?
- シングルマザーにはどんな手当てが支給されるの?
- 児童扶養手当は自分も支給される?
- シングルマザーの手当てや制度を受けるためにはどうすればいい?
と悩んでいる方はぜひ、最後まで読んで参考にしてくださいね!
シングルマザーの生活に直結する児童扶養手当
シングルマザー家庭に支給される一番認知度が高い手当といえば、児童扶養手当ですよね。
ひとり親家庭の平均収入は243万円となっており、両親ともにいる家庭に比べると半分以下の収入です。
そんな、ひとり親家庭の経済的な負担を少しでも減らすために児童扶養手当が支給されます。
支給額や支給条件をしっかり確認し、申請漏れがないように注意しましょう。
児童扶養手当はいくらもらえるの?
児童扶養手当は、子供が18歳になる年の3月31日まで支給されます。
支給される金額は、全部支給の場合子供一人であれば42,910円です。
子供二人目は10,140円加算、子供三人目以降は6,080円と加算となります。
2019年4月改定後の児童扶養手当支給額は?
児童扶養手当の手当支給額は、毎年見直しが行われています。
2019年は少しベースアップしていますが、下がる年もありますので、年度が変わるタイミングで自治体に支給額の確認を行いましょう。
子どもの人数 | 全部支給 | 一部支給 |
第一子 | 42,910円 | 42,900円~10,210円 |
第二子 | 53,050円 | 加算額10,310円~5,070円 |
第三子 | 59,130円 | 加算額6,070円~3,040円 |
第四子 | 65,210円 | 加算額6,070円~3,040円 |
第五子 | 71,290円 | 加算額6,070円~3,040円 |
全部支給や一部支給は、所得により計算されます。
一部支給の支給額に幅があるのは、所得に応じて支給額を決めるためです。
家族と同居している場合、世帯全体の所得を見られるため、支給対象とならない場合が多くなります。

私も実家に同居していたので、親の所得もしっかりと計算に入ってましたよ~!
児童扶養手当の支給対象となる所得上限とは?
児童扶養手当が「全部支給」または、「一部支給」になる所得上限は以下の通りです。
扶養親族等の数 | 全部支給 | 一部支給 |
0人 | 49万円 | 192万円 |
1人 | 87万円 | 230万円 |
2人 | 125万円 | 268万円 |
3人 | 163万円 | 306万円 |
4人 | 201万円 | 344万円 |
5人 | 239万円 | 382万円 |
一部支給となる上限額を超えると、児童扶養手当は支給されません。
また、支給額を決定する所得は、前年度の金額から算出します。(1~6月に申請する場合は前々年度の所得)
私の場合、未婚で出産し、児童扶養手当の申請を出したのは3月で、前々年度の所得計算でした。
もちろん、前々年度は娘は誕生していないため、扶養人数は0人となり、一部支給の上限額を超えた所得となり、1年目は支給されませんでした。
児童扶養手当を申請する際は、しっかりと事前に支給額を確認することをおすすめします。
役所に行けば、所得額などもはっきりわかるので、算出してもらえますよ!

ちなみに、養育費は受け取った額の80%が所得に含めて計算されますのでご注意を!!
児童扶養手当の申請方法
児童扶養手当の申請は、自治体の子育て支援課、もしくは子育て課の窓口になります。
郵送申請は行っていないため、一度事前に窓口に相談に行きましょう。
- 申請者とお子さんの戸籍謄本の原本(1か月以内に発行したもの)
- 申請者名義の預金通帳
- 印鑑(認印可)
- 申請者とお子さんのマイナンバー確認書類
- 申請者の本人確認書類(免許証や個人番号カードなど)
戸籍謄本が必要となるため、出生後もしくは離婚後に戸籍を移してからじゃないと申請できませんので、ご注意ください。
児童扶養手当はいつ支給されるの?
児童扶養手当は申請した翌月分から支給され、年に6回2ヶ月ごとに支給されます。
以前は年3回でしたが、2019年11月より、奇数月(1月・3月・5月・7月・9月・11月)に支給されるように変更されました。
支給スパンが短くなったのはとても助かりますよね!

1回の支給が4ヶ月分で大金になるのはボーナス的で嬉しかったけど、やっぱり毎月なら毎月がいいな~と思ってしまう!
シングルマザーがもらえる住宅手当てとは?
シングルマザーの生活の安定をはかるために、自治体が支給しているもので、住宅手当があります。
家賃額を補助するような制度で、平均月額5,000~10,000円が支給されます。
自治体により実施されていない場合もあるので、下記は参考としてみてください。
- ひとり親家庭で20歳未満の子供を養育している
- 民間アパートや賃貸に居住している
- 申請先の住所地に6か月以上住んでいる
- 児童扶養手当を受給している
- 生活保護を受けていない
もし、上記の条件が複数当てはまる場合、お住いの自治体で「ひとり親家庭の住宅手当」について、確認してみてくださいね!
シングルマザーが受けられる医療費助成制度とは?
シングルマザーが受けられる制度のひとつに、医療費助成制度があります。
自治体が行っている支援制度のため、自治体ごとに若干制度の内容が異なります。
- 毎月支払った医療費の一部を助成
- 入院や通院ごとに一定金額を助成
- 薬局自己負担額を全額助成
上記はあくまで一例なので、お住いの自治体の医療費助成度の内容をご確認ください!
私が住む自治体では、支払った医療費分の8割を助成してくれます。
申請方法は、診療明細と専用用紙を記入し、1ヶ月分まとめて提出し、翌月末の振り込みでした。
シングルマザーとして手当てや制度を受ける場合の注意点!
シングルマザーに対して行われている手当や制度を利用する場合に絶対に忘れてはいけないことがあります。
それは、どの手当や制度も「子供を養育している」ことが条件ということです。
例えば、児童扶養手当の支給条件は「18歳になる年の3月31日まで」ですし、住宅手当や医療費助成制度も「児童扶養手当受給者」が対象である場合が多いです。
シングルマザーは、思うように労働で収入を得ることが難しい場面が多々あります。
最低限の生活を維持するためにはお金が必要です。
自分から申請しなければ、受給資格や対象者であっても、受けることができません。
ぜひ、自分が支給できる手当や利用できる制度の内容はしっかりと抑えておきましょう!
コメント
[…] […]