私は26歳の時に未婚シングルマザーとなりました。
娘が生後2ヶ月の頃には保育園に預け、ダブルワークをしながら、子育てをしてきました。
最近はワーキングマザーも増え、子育てしながら仕事を両立する女性も増えましたよね。

仕事に家事、育児で正直余裕なんてない…
でも、子どもに寂しい思いをさせているんじゃないか…
こんな不安を抱えているシングルマザーは少なくないと思います。
私自身もダブルワークで働きながら「こんなに頑張って、子供に寂しい思いさせているなら本末転倒なんじゃないか」とよく悩んでいました。
実際、どんなに忙しくても「子供としっかりと向き合う」時間は必要です。
この記事では、私自身がシングルマザーとして駆け回りながら…子育てで特に意識していた3つのことをご紹介します。
- シングルマザーとして働くママ
- 子供としっかり向き合いたいけど、正直余裕がない
- 母子家庭で子どもが愛情不足になっていないか不安
- シングルマザーとして生きていけるか不安
子供の気持ちにしっかり寄り添う

私自身、母子家庭で育った子供だったので娘に対しては「どんなに忙しくてもしっかり向き合いたい」という気持ちが強かったです。
赤ちゃんの頃は、「抱きしめる」「頭をなでる」を意識的に行うようにしていました。
3歳頃になると「ママ、もっと」「ママといっしょがいい」と自分の気持ちを少しずつ表現できるようになってきて、やはり寂しい気持ちが強いんだなと感じました。
寂しさは感じても愛情不足は感じさせない
シングルマザーとして子供を育てるとなると、金銭的に余裕がない場合が多いですよね。
もちろん、フルタイム勤務されている方が圧倒的に多い。
フルタイム勤務となれば、自然と子供と過ごす時間は少なくなります。
それで「寂しくない」と思う訳がありませんよね。
しかし、生活を守っていく為には…そこはお互いにぐっとこらえなければいけないところでもあります。
私はいつも「量より質」を意識して、一緒に過ごす時間をより大切に扱おうと思いながら過ごしていました。
抱っこしたり、抱きしめたり、手を繋いだり、頭をなでたり…
やれることなんて人並みでしたが、必ず「世界一大好き」「ママのたからものだよ」「いつもありがとう」は必ず毎日伝えるようにしました。
言葉の意味を直接的に理解することができなくても、気持ちは必ず伝わります。
一緒に過ごす時間が少ないからこそ、言葉とスキンシップはより多く!
親が苦しんでいる姿を見せすぎない
シングルマザーは常に不安と隣り合わせ…という場面が多いですよね。
私自身が一番悩んだのはやはり「お金」の面です。
よく感染症にかかったり、発熱する子供だったので、正社員で働いている時も派遣社員で働いている時も常に「お金の心配」から逃れることができませんでした。
どんなに働いても、働いても働いても…満足な金額を稼ぐことができないもどかしさと悔しさがありました。
その補填の為にナイトワークもしていましたが「母親なのに」「子供と一緒にいたらいいのに」と批判されることも…。
正直、逃げ出したい気持ちをごまかすばかりの日々もありましたね。
でも、娘の前で暗い顔ばかりしている訳にもいきません。子供にはすぐに気持ちが伝わってしまいます。
「いつもありがとう。あなたのおかげでママは頑張れるんだよ」
そう言葉にすることで、毎日奮起していましたね。
もちろん、朝から走り回っているので夕方帰宅する頃にはヘトヘトです。
「もうママ無理!頑張れない!」て言っちゃうときもありましたよ。
そんな時は「よし、今日はコンビニ弁当にしよう~」と何かを手抜きすることも必要。
全て完璧になんて、できないんです。ママも人間ですから。
周りの意見に流されない
生きていたら、色んな意見を持っている人に出会いますよね。
もちろん、悪い意見ばかりではありません。
NOと言えるようになる
子育てしてるとさまざまな誘いがあるし、正直子供にもいろいろな経験をさせてあげたい…。
でも、実際「時間」と「金銭的なこと」を考えると、乗れない誘いも多いのが現実です。
- 習い事
- 遊びの誘い
- 飲みの誘い
全てに一つ返事で「イエス」とは言えない状況は多々あります。
「断る」ことは勇気がいるし、「苦労しているんだな」と思われたくないという気持ちもありますよね。
でも、「今」じゃなきゃいけないことなんて、早々ありません。
子供にとって必要なこと、自分にとって必要なことの取捨選択はとても大事。
最初はとても心苦しく感じる場面やツライ時もありますが、断る勇気を持つことで、優先順位も明確にできます。
批判されても気にしない
いつの時代になっても「シングルマザー」というだけで批判する人はいます。
私自身が子供だった頃も「母子家庭の子供だからね」という人はいました。
最近はワーキングマザーとして母親が大黒柱になっている家庭も少なくないですよね。
またそこにも「批判」はつきものです。
いろんな人生があって、いろんな人がいて当たり前。
もちろん、自分にとって良い人も悪い人もいて当たり前なんです。
批判されるたびに自分の人生を悲観してる時間こそ無駄。
子供を一人で育ててるって、それだけで本当にすごいことです。
誰もができることじゃありません。
批判する人に出会っても「こういう人もいる」とさらっと流してしまいましょう。
子供の教育を疎かにしない

私が子供の頃によく言われていた「母子家庭の子供だからね」は、教育が行き届いていない…という意味が強かったように思います。
どうしても、親子で過ごす時間は少ないし、宿題を毎日見てもらったり、家庭学習をしっかりやってもらえる…環境ではありませんでした。
でも、私や弟は勉強ができるタイプではありませんでしたが、私の姉は小中高と好成績。
ちなみに、母がやっていたことはというと…
「やりたいと思うことは全部やらせる」「やり始めたら最後までやらせる」ということだけです。
教育といっても、勉強だけが教育ではありません。
子供の成長を促すことすべてが教育です。
甘やかさない
どうしても子供と過ごす時間が少ないと「一緒にいる時間はたくさん甘えさせてあげたい」と思うのが親心ですよね。
でも、ここで間違ってはいけないのが…「甘えさせる」と「甘やかす」は別物だということです。
私の母が徹底していた「やりたいと思うことは全部やらせる」は親の責任でもありますが、子供が親に甘えられることの一つでもあります。
また、「やり始めたら最後までやらせる」は子供自身が挫けた時、とても厳しく感じますが親としては甘やかしてはいけない場面ですよね。
どんなに時間がなくても、ここはしっかり見極めて接することが大切です。
自分でできることは自分でやらせる
時間がないとついつい「自分でやったほうが早い」と思ってしまう方、少なくないはずです。
もちろん、私自身もそうでした。
でも「やってあげる」ことで、子供は何もできなくなってしまいます。
どんなに忙しくても「子供自身が自分でできる力」を伸ばしてあげるように意識してください。
また、家事も仕事も子育ても完璧になんてできなくて当たり前なんです。
子供が少し大きくなったら、自分のこと+みんなで生活するためのことをさせてもいいです。
実際、私は子供の時、家事分担も母と兄弟みんなでやっていました。
今思えば、早い時期から生活するために必要なことをやっていたからこそ、自立するのが早かったんだろうな…と思えます。
シングルマザーだからこそ、子供と強い絆を築ける

シングルマザーでいるとどうしても背負っているものが多いですし、頑張り過ぎてしまいます。
その反面、不安が多いのも事実。
子供はそんなママの気持ちを敏感に感じ取っています。
だからこそ、たくさん伝え合うことが必要です。
私がシングルマザーとして働いていた時に子育てで意識していたのは
- 子供の気持ちにしっかり寄り添う
- 周りの意見に流されない
- 子供の教育を疎かにしない
大きくわけるとこの3つです。
「子供の為に」と、朝から晩まで大奮闘していた私を支えてくれていたのは紛れもなく娘です。
娘はいつも、私の気持ちに寄り添ってくれます。
たった6歳ですが、彼女はしっかり私を見てくれていたんだな…と感じることが少なくありません。
子供はお母さんをしっかり感じながら生きています。
時には荷物を分け合って、寄り添っていける親子でいたいものですね。
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